ポリモーダル反応と美容の相関性

ポリモーダル反応と創傷対応

ポリモーダル反応において、白血球の一種であるマクロファージは、タンパク質で生理活性物質の一種のIL-1(インターロイキン)を産生して線維芽細胞を増殖させます。

これは創傷対応と言われ、外部からの傷に対し、ポリモーダル反応に呼応して、対応しようとする一種の防御反応と言われています。この線維芽細胞が増殖されるという防御反応が美容要因の一つとなります 。

微弱電流療法と美容の考察

一方で「医療用生体電池式治療具の原理と効果」でも述べましたが、微弱電流療法(micro current therapy)と言う理論が有り、近年米国FDAにおいて治療法として認可されました。

これは、細胞それ自体を活性している時は、細胞中のミトコンドリアが細胞の唯一のエネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸、Adenosine Triphosphate)を生成している場合です。

細胞は主としてナトリウムイオン、カリウムイオン等の細胞内外の濃度差に従い通常状態では、細胞膜内は細胞膜外との電位において マイナス70mV の負の電位にあります。   

しかし、細胞が活性化してくると細胞膜内の電位が徐々に正方向に高まり、 30mV ほど高まったマイナス 40mV~30mV 程度でミトコンドリアがATPを生成し始めます。

細胞がエネルギー源であるATPを消費して盛んに活性している場合は、細胞膜内電位がプラス40mVに達すると言われています。この細胞が休息中のマイナス 70mV から活性中のプラス 40mV との電位差110mV相当を外部から細胞に与える事で細胞を活性化させようと言う理論が微弱電流療法(micro current therapy)です。

即ち、ポリモーダル反応で線維芽細胞を増殖させながら、微弱電流により美容に必須の線維芽細胞のミトコンドリアATPを増産しコラーゲンを生成させるという一石二鳥を下図のように実現させます。

微弱電流治療器 の欠点

現在使用されている微弱電流治療器は、正極負極それぞれの電極(導子)を手に持って患部に微弱電流を通電させるというもので、数百万円もするような大掛かりな装置となっています。

しかも電気の特性として正負極間は唯1本の電流回線が流れているだけで、どれほどの細胞に作用しているかは不明です。 さらに手に持った電極で皮膚を滑らせながら人力で施術するものなので、時間にしてせいぜい30分程度に過ぎません。

即ち、コリにおける鍼灸施術の最大の欠点である持続性という問題を同様に抱えているのです。

生体電池型治療具と美容の考察

生体電池型治療具は、基本的に安価な使い捨てであり、長時間貼付することで長時間の細胞活性効果が可能であり、損傷した細胞の復活や活性化、アンチエイジングに効果があります。

例えば顔のしわの原因は繊維芽細胞の老化により弾力を失ってしわになりますが、本発案によって繊維芽細胞の活性化によるしわの予防、アンチエイジングが可能となり、また骨折や外傷等の損傷における早期の細胞形成も可能となります。

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