関連痛の原因とツボ

関連痛とは

痛いところをいくらマッサージしてもなかなか良くならないという経験はありますか?痛みには「実際に痛みを感じている部分」と「痛みの原因となる部分」が離れているものがあります。このような痛みを関連痛といいます。

関連痛は非常にやっかいで、痛いところをマッサージなどで治療するだけではなかなか改善されません。関連痛を治すには、痛みの引き金になっている真の原因部分、「トリガーポイント」を見つけ出すことが必要になってきます。

トリガーポイント

トリガーポイントは正式な医学用語ではありませんが、筋肉の使いすぎや長時間同じ姿勢を取るなど体に一定以上の負荷がかかる状態が続いたことで、筋肉に微小な損傷や炎症が起こり、筋肉を包む筋膜(腱・靭帯・骨膜)が委縮したり、癒着してしまうことによって形成される筋肉のしこり(硬結)と言われています。

トリガーポイントは痛みを感じる部分にも多く存在しますが、かけ離れた部位に存在することがあり、治療にやっかいな関連痛として身体に痛みを感じさせます。

またトリガーポイントは、放置すると症状の連鎖を引き起こすことがあります。筋膜の緊張状態が長引いて新しいトリガーポイントが生まれると、症状が複雑化する原因となるので症状の悪化を防ぐためにも、トリガーポイントは早い段階で治療する必要があります。

トリガーポイントとツボの深い関連性

では、トリガーポイントはどこにあるのでしょうか?

トリガーポイントは筋膜に虚血などの症状をきたしているため筋肉のしこり(硬結)となっていることが多く触診にて探るのが一般的ですが、最近ではエコー(超音波)を使って正確にトリガーポイントを探す最新治療も拡がりをみせています。また、トリガーポイント研究が進む中で近年ではトリガーポイントができやすい場所と東洋医学のツボ(経穴)は、約7~8割が一致しているとも言われています。

下の図は、人の背面にトリガーポイントのできやすい部位を青く示しています。この近くには

①風池
②天柱
③肩井
④肩外兪
⑤膏盲

といった代表的なツボがあり、トリガーポイントとツボが非常に近い位置にできることが見て取れます。

「トリガーポイント≒ツボ」なのか「トリガーポイント≠ツボ」なのかはまだ意見が分かれるところのようですが、鍼治療においてもエコーを利用する先生が増えており、鍼治療の進化にもつながると期待されています。

逆にエコーでも探しきれないようなトリガーポイントへはツボからのアプローチすることで効果をあげることも多く、トリガーポイントとツボには非常に密接な関連性があると言えます。

原因カテゴリの最新記事